秋元氏から、テープを回す作業スタッフに指示が出る。
じゃあ、オリジナルなら通るのかと言えば、そう言い切れないのが難しい。とんでもな
いものだって混じっているのが、オリジナルの醍醐味だったりもするからだ。
たとえば、アカペラ。応募要項には「アカペラ不可」とは書いてないけれど、オリジナ
ル・アカペラがこういう会場でいきなりかかると、なんだかそれだけで場違いな、ツライ
空気が流れるのだ。一言で言って「さぶい」雰囲気ってやつ?
アヵペラ以外で寒くなりがちなのが、唐突に語る人。イントロや間奏で”泣き“のギタ
ーがかかったかと思うと、おもむろに語り出すのだ。加山雄三じゃないんだっつうの(古
いか?)。その瞬間、場内、大爆笑!いい息抜きにはなるけど、真剣に付き合うにはち
ょっと……っていう合コンの鉄則と同じ道理で、やはりまず合格には結びつかない。
他には、歌う前にいきなり自己PRを始める人もいたりする。
「○○○○(名前)と言います。私はOOな高校三年生の女の子です。ICEの『○○○
○」を歌います。一生懸命歌いますので……」
そんな時、容赦なくテープは一路、キュルキュルキュルと早送り?。ああ、無情だ。
オリジナルだと、声質や歌の上手さとは別に、当然ながらその曲の歌詞やメロディなどのセンスが考慮される。
判断材料が増える分、有利とは言える。

 

参照サイト:オーディションマニュアル


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